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古武道の世界を少し覗いてみませんか?

令和3年9月17日(金)

杖道の道場に通っていた時に、年一でロシアから数十人ほどの練習生がウチの道場に、数日間ほど練習に来ていました。
ウチの先生は神道夢想流杖術の免許皆伝者で、どう言う関係か詳細は知りませんけど、ロシアの道場に数年に一度教えに行っています。その関連なんだろうと思いますが、年一の日本・ロシア合同の練習をやっていたのです。(今も来ているのかな…?)

日本の文化、武術に限らず漫画・アニメ、更には日本食や仏教(禅)、茶道、華道などが米国や欧州、更にはロシアにも広がっているという話はテレビやネットで知ってはいたものの、こう言う身近な経験をするとやっぱり本当の事なんだな、と熟々感じられたものです…。

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だからと言うわけではありませんけど、日本の古武道が何故外国でこれだけ流行しているのかを、自分なりに改めて考えて見たいと思い、こんな話題を記事にすることになりました。

大ざっぱに話して、日本古武道は世界でも希有(けう)の格闘技になります。
何が「希有」かと、これもかなりな大ざっぱな説明になりますが、「一子相伝の期間の長さ」を言います。

一子相伝の事柄(武術他、各技術等)は多いのでしょうけど、ある武術が特定の家や地域で代々相伝されている(受け継がれている)その期間がこれだけの長期に渡っているものは、多分世界でも余り例は見当たらないのではと思っています。
中国にもその郷(地域)以外には伝えていないという武術(楊式、陳式各太極拳等)もありますけど、余り一般的でもない様に感じます。

西洋武術(剣術)に関して、今も受け継がれているように感じますけど(映画等の西洋チャンバラ)、あれは違います。西洋、特にドイツ剣術は鉄砲が発明されて一度完全に廃れたものを、現代の歴史家が昔の資料を基に再構築したものなのです。
日本のように、室町・戦国時代から連綿と受け継がれてきたと言うそんな武技系統ではないのです。

例えば、神道夢想流杖術(道)の宗家にしても、遡(さかのぼ)れば戦国最末期・江戸初期の夢想権之助にまで簡単に辿(たど)り着けます。
江戸幕府は1600年に開幕していますから、400年の歴史があるわけです。
また剣術のルーツとして存在する「影流」にしても、1438年(戦国期前)、伊勢愛州氏一族の久忠が源流だとされていますので、これも約450年の歴史を持っています。
影流はそれ以後、「新(又は神、真)影流」や「神道流」など様々に分岐していますが、流祖から言うとそれだけの年数が経っているのです。

これだけの長い間、昔と殆(ほとん)ど同じ流派が存続し得たのは、一体何故なんでしょうか…?

そして、何故日本の武術がこれだけ世界に広がっているのか、少々不思議な感覚に襲われても来ます。
更に、今現在でもそれらの古流武術に対して新たに入門者が出ていると言うことにも不思議さを感じてしまいます。
日本古武道には、やはり何か表に出ない強烈な魅力が存在しているのではない火と想像するのです。

更に言うと、日本の近代武道は日本古武道を換骨奪胎したものですから、空手や合気道、剣道等も古武道の仲間だとも言えます。
空手・柔道は世界中に広まっていますので、今更説明も不要の武道ですよね。

でも、そのルーツを探ってみるのも、若しかして面白いのかも知れません。
で、この思い(疑問や感想等)を何となく記事にしてみたいと思い、こんな書き始めになりました。

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古流武術の歴史勉強を纏(まと)めてそれから記事にする、と言うのんびりした順序ですので、当然のこと定期的な記事投稿は不可能ですので、完全に不定期投稿となります。
が、若し古流武術に興味のある方が居られましたら、何となく読んで頂けると有り難いです。


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